2015.08.25(火)
お別れの日は、突然やってきました。
今年の夏は早くから暑かったし
サリーもちょっと老化現象(?)が目立っていたので
夏の間も、なるべく手元(会社)においてました。
7月の連休に大きな仕事があり、あまりサリーをかまってやれず
やっとそれが終わって、やれやれ・・・
訳あって、その日の夜、私は一人で過ごさなければいけなくなったので
それならば、サリーと会社に泊ろう!と決めました。
この頃は、週に1、2度は泊っていたように思います。
私は夕方から、一人で会社で仕事していて
(サリーは普通に、いつもと変わらず寝ていました)
そのあと、車でスーパー等に出かけて2時間ほど留守にしました
(暑いのでサリーは会社に置いていきました)
夜、会社に戻ってみると(朝もそうなんだけど)
猛暑のわりに、コンクリートの会社内はひんやりしていて
快適とまではいかないけれど
私はエアコンなしで過ごせる程度の環境でした。
で、私はスーパーで買ってきたご飯を食べ
サリーも、いつものご飯(最近は半生タイプのフード)
ドッグフードを袋から容器に入れたら、ドバっと出しすぎて
ま、いいか・・・多すぎたら残すだろう、と思ったら
ペロリと平らげました。
そのあとも、私が冷蔵庫に飲み物を取りに行くたびについて来て
冷蔵庫の前でオスワリして、レタスをねだるのです。
レタスをちぎって容器に入れてる最中に
待ちきれずに容器に顔を突っ込み、おいしそうに食べました。
夜8時頃のことで、いつもと変わらぬサリーの行動です。
そのあと、私はテレビを見たり、PC見たりしていました。
(サリーは目の前のソファーの上で寝ていました)
夜11時になって、サリーに散歩行く?って聞いたら
しっぽぶんぶん振って、リードのところまで先に行って
行く行く!早く!って(これも毎日変わらぬ態度)
いつもこんな時間、暑くない時間に、外で夜のウンチをするのです。
遠くまで歩かないので、会社の周り一周する間に、ウンチしました。
知らない人に向かって、遊ぼう!のポーズをしてしっぽ振って
いつものように、ひょんひょんと軽い足取りで会社に戻りました。
戻ってから、水をいっぱい飲んで、ソファーに戻りました。
ここまで、本当にいつもと変わらないサリーで
とても具合悪い犬には見えませんでした。
そのあと私は、ソファーに寝転がってテレビを見ていました。
ニュースとかバラエティとか、チャンネル変えて、ごろごろしながら
いつの間にかウトウトしていました。
実は、前から私は、けっこう会社に泊っていました。
誰にも言っていないだけで・・・
特に今年に入ってからは、サリーに心配要素が多々あり
様子見の意味もあり、回数が増えていました。
サリーの寿命の残り時間を少しでも一緒に過ごしたかったから・・・
だから、いつも安心してぐっすり寝ていたわけじゃなく
時々起きて、サリーの様子を確認していたのです。
その日も、深夜3時までの間に2回目が覚めて、サリーを確認しています。
1回目は私の足元あたりに、2回目は私の頭の付近に
どちらもソファーの下で寝ていました。
呼吸(お腹の呼吸の動き)も普通、いびきや変な音もなく
スヤスヤ眠っていたように思いました。
(が、今思えば、なぜソファーの上ではなかったのか・・・)
そしてまた私は眠ってしまいました。
どこかでサリーの鈴の音がしました。
(どこにいるか、すぐにわかるので、サリーは猫用の鈴付き首輪を愛用)
夢の中で、サリーが歩くリズムで鈴の音が
しゃんしゃんと聞こえてきました。
目が覚めました。
ソファーの下から私をじっと見上げるサリーがいて
私と数秒間、目が合いました。
「サリー、(ソファーの上に)来るの?おいで、おいで・・・」
って、私は体をずらして、ソファーの上に場所をあけました。
サリーがソファーにジャンプしようとして・・・・
そのまま座りこみました。
んん???
顔はまだ普通に私を見ていて、後ろ足が、後ろに伸び切っています。
そんなポーズ普段はしない!おかしい!とすぐにわかりました。
そのとき時計を確認、3時10分頃でした。
同時に、サリーのしっぽの下からおしっこが流れ出ました。
また発作かも?
私は、飛び起きて、床に横たわるサリーのそばへ・・・
動かしてはいけないのではないかと思ったので・・・
そのまま私も添い寝するような形で横になり
床の上で両手で抱きかかえるような感じで・・・
ティッシュでおしっこ拭いたりしていると、ぷぷっ・・・とおならのような音。
(それは後で、ウンチが出ていたのだとわかりました)
サリーはまだ目を開けていて、意識はあって、お腹の呼吸も普通にあって
私は、サリー、サリーって呼ぶ(泣き叫ぶ?)しかできなかったような
いつかの発作のときのように
「クゥーン、クゥーン」と甘えるような声で2回鳴いて
いったん治まり・・・お腹は上下に呼吸していて
また「クゥーン、クゥーン」と数回鳴いて
その声がだんだんと大きくなって(最後の力?叫び?)
ふっと、お腹の上下運動がなくなりました。
サリーが鳴いた時間は1分もなかったように思います。
実際はもっと短かったような・・・あっという間の出来事でした。
私は泣き叫ぶことしかできなくて
心臓のあたりをずーっと擦りながら
「サリー、起きて!起きて!」って・・・
どのくらいそうしていたのか・・・記憶があまりありません。
もしかしたら、ムクっと起き上がるような気がして・・・
サリーは、13年間、特に大きな病気をしませんでした。
丈夫な子・・・でも、もう高齢・・・体のあちこち弱ってはいるかもしれないけど
特に何か病気ではない。
そう思っていたのは私だけだったのかもしれません。
本当は、とっても大きな病気で弱っていたのかも・・・ですね。
気が付いてあげられなかった、とか
気が付かなくても定期検査をきちんとする、とか
もっとずっと前から発作を繰り返して
誰もいない会社で一人苦しんでいたのかもしれない、とか
深夜でも病院に電話して連れて行けばよかった、とか
心臓マッサージをちゃんと勉強していれば、とか
酸素ボンベを用意しておけばよかった、とか
あれが悪かったのかも、これがダメだったのかも・・・
そんなことばっかり考えて、朝を迎えました。
私はその日、介護中の父を病院に連れて行かなくてはいけなくて
朝6時に、いったん部屋に帰り、シャワーして着替えて
また会社に来て・・・
ひょっとしたら、さっきのアレはうそだったんじゃないか、とか
変な夢見ていたんじゃないか、とか・・・
でもサリーは横たわったまま、呼んでも動きませんでした。
このまま、サリーを一人残して出かけるのは
あまりにもかわいそうで・・・
でも、せめて、サリー愛用の毛布の上に保冷剤いっぱい置いて
白いタオルかけて・・・あとは社長に引継ぎ、出かけました。
運転中、涙ぼろぼろで、前が見えなくなって
何度もタオルで顔拭いて・・・
信号待ちで止まった時、隣の車の人、変に思っただろうな。
続く・・・
今年の夏は早くから暑かったし
サリーもちょっと老化現象(?)が目立っていたので
夏の間も、なるべく手元(会社)においてました。
7月の連休に大きな仕事があり、あまりサリーをかまってやれず
やっとそれが終わって、やれやれ・・・
訳あって、その日の夜、私は一人で過ごさなければいけなくなったので
それならば、サリーと会社に泊ろう!と決めました。
この頃は、週に1、2度は泊っていたように思います。
私は夕方から、一人で会社で仕事していて
(サリーは普通に、いつもと変わらず寝ていました)
そのあと、車でスーパー等に出かけて2時間ほど留守にしました
(暑いのでサリーは会社に置いていきました)
夜、会社に戻ってみると(朝もそうなんだけど)
猛暑のわりに、コンクリートの会社内はひんやりしていて
快適とまではいかないけれど
私はエアコンなしで過ごせる程度の環境でした。
で、私はスーパーで買ってきたご飯を食べ
サリーも、いつものご飯(最近は半生タイプのフード)
ドッグフードを袋から容器に入れたら、ドバっと出しすぎて
ま、いいか・・・多すぎたら残すだろう、と思ったら
ペロリと平らげました。
そのあとも、私が冷蔵庫に飲み物を取りに行くたびについて来て
冷蔵庫の前でオスワリして、レタスをねだるのです。
レタスをちぎって容器に入れてる最中に
待ちきれずに容器に顔を突っ込み、おいしそうに食べました。
夜8時頃のことで、いつもと変わらぬサリーの行動です。
そのあと、私はテレビを見たり、PC見たりしていました。
(サリーは目の前のソファーの上で寝ていました)
夜11時になって、サリーに散歩行く?って聞いたら
しっぽぶんぶん振って、リードのところまで先に行って
行く行く!早く!って(これも毎日変わらぬ態度)
いつもこんな時間、暑くない時間に、外で夜のウンチをするのです。
遠くまで歩かないので、会社の周り一周する間に、ウンチしました。
知らない人に向かって、遊ぼう!のポーズをしてしっぽ振って
いつものように、ひょんひょんと軽い足取りで会社に戻りました。
戻ってから、水をいっぱい飲んで、ソファーに戻りました。
ここまで、本当にいつもと変わらないサリーで
とても具合悪い犬には見えませんでした。
そのあと私は、ソファーに寝転がってテレビを見ていました。
ニュースとかバラエティとか、チャンネル変えて、ごろごろしながら
いつの間にかウトウトしていました。
実は、前から私は、けっこう会社に泊っていました。
誰にも言っていないだけで・・・
特に今年に入ってからは、サリーに心配要素が多々あり
様子見の意味もあり、回数が増えていました。
サリーの寿命の残り時間を少しでも一緒に過ごしたかったから・・・
だから、いつも安心してぐっすり寝ていたわけじゃなく
時々起きて、サリーの様子を確認していたのです。
その日も、深夜3時までの間に2回目が覚めて、サリーを確認しています。
1回目は私の足元あたりに、2回目は私の頭の付近に
どちらもソファーの下で寝ていました。
呼吸(お腹の呼吸の動き)も普通、いびきや変な音もなく
スヤスヤ眠っていたように思いました。
(が、今思えば、なぜソファーの上ではなかったのか・・・)
そしてまた私は眠ってしまいました。
どこかでサリーの鈴の音がしました。
(どこにいるか、すぐにわかるので、サリーは猫用の鈴付き首輪を愛用)
夢の中で、サリーが歩くリズムで鈴の音が
しゃんしゃんと聞こえてきました。
目が覚めました。
ソファーの下から私をじっと見上げるサリーがいて
私と数秒間、目が合いました。
「サリー、(ソファーの上に)来るの?おいで、おいで・・・」
って、私は体をずらして、ソファーの上に場所をあけました。
サリーがソファーにジャンプしようとして・・・・
そのまま座りこみました。
んん???
顔はまだ普通に私を見ていて、後ろ足が、後ろに伸び切っています。
そんなポーズ普段はしない!おかしい!とすぐにわかりました。
そのとき時計を確認、3時10分頃でした。
同時に、サリーのしっぽの下からおしっこが流れ出ました。
また発作かも?
私は、飛び起きて、床に横たわるサリーのそばへ・・・
動かしてはいけないのではないかと思ったので・・・
そのまま私も添い寝するような形で横になり
床の上で両手で抱きかかえるような感じで・・・
ティッシュでおしっこ拭いたりしていると、ぷぷっ・・・とおならのような音。
(それは後で、ウンチが出ていたのだとわかりました)
サリーはまだ目を開けていて、意識はあって、お腹の呼吸も普通にあって
私は、サリー、サリーって呼ぶ(泣き叫ぶ?)しかできなかったような
いつかの発作のときのように
「クゥーン、クゥーン」と甘えるような声で2回鳴いて
いったん治まり・・・お腹は上下に呼吸していて
また「クゥーン、クゥーン」と数回鳴いて
その声がだんだんと大きくなって(最後の力?叫び?)
ふっと、お腹の上下運動がなくなりました。
サリーが鳴いた時間は1分もなかったように思います。
実際はもっと短かったような・・・あっという間の出来事でした。
私は泣き叫ぶことしかできなくて
心臓のあたりをずーっと擦りながら
「サリー、起きて!起きて!」って・・・
どのくらいそうしていたのか・・・記憶があまりありません。
もしかしたら、ムクっと起き上がるような気がして・・・
サリーは、13年間、特に大きな病気をしませんでした。
丈夫な子・・・でも、もう高齢・・・体のあちこち弱ってはいるかもしれないけど
特に何か病気ではない。
そう思っていたのは私だけだったのかもしれません。
本当は、とっても大きな病気で弱っていたのかも・・・ですね。
気が付いてあげられなかった、とか
気が付かなくても定期検査をきちんとする、とか
もっとずっと前から発作を繰り返して
誰もいない会社で一人苦しんでいたのかもしれない、とか
深夜でも病院に電話して連れて行けばよかった、とか
心臓マッサージをちゃんと勉強していれば、とか
酸素ボンベを用意しておけばよかった、とか
あれが悪かったのかも、これがダメだったのかも・・・
そんなことばっかり考えて、朝を迎えました。
私はその日、介護中の父を病院に連れて行かなくてはいけなくて
朝6時に、いったん部屋に帰り、シャワーして着替えて
また会社に来て・・・
ひょっとしたら、さっきのアレはうそだったんじゃないか、とか
変な夢見ていたんじゃないか、とか・・・
でもサリーは横たわったまま、呼んでも動きませんでした。
このまま、サリーを一人残して出かけるのは
あまりにもかわいそうで・・・
でも、せめて、サリー愛用の毛布の上に保冷剤いっぱい置いて
白いタオルかけて・・・あとは社長に引継ぎ、出かけました。
運転中、涙ぼろぼろで、前が見えなくなって
何度もタオルで顔拭いて・・・
信号待ちで止まった時、隣の車の人、変に思っただろうな。
続く・・・
スポンサーサイト